魅力と価値を広げる
錦絵「中村座の芝居前(中村座外観図)」 所蔵:国立劇場
古典芸能解説者 ・ 葛西聖司が、伝統芸能の魅力を一頁ずつひもとく「伝統芸能手帖」。
ゲストとのトークや実演を交えながら、みなさんを奥深い伝統芸能の世界へご招待します!
第一頁のテーマは、第一頁のテーマは、「江戸の芝居小屋と芸能文化」。
歌舞伎や人形芝居が町に根づき、多くの人々に親しまれていた江戸時代。猿若座(のちの中村座)をはじめ、歌舞伎の芝居小屋が次々と誕生し、江戸糸あやつり人形の結城座も旗揚げしました。芝居小屋のにぎわいとともに、さまざまな芸能が江戸の町に広がっていきます。
本公演では、葛西聖司が絵図や錦絵をひもときながら、江戸の芝居文化の歩みをご案内。結城座 ・ 両川船遊、結城孫三郎、文筆家 ・ 和田尚久らをゲストに迎え、活気あふれる江戸の芸能文化に迫ります。
【公演日】
2026年11月3日(火・祝)
13:30 開演 (13:00 開場)
※公演時間は約1時間30分(休憩を含む)
【会場】
東京都江戸東京博物館 大ホール
JR総武線「両国」駅 西口から徒歩3分 ・ 東口から徒歩7分
都営地下鉄大江戸線 「両国(江戸東京博物館前)」駅 A3・A4出口から徒歩1分
【料金】
無料
※公演当日、大ホールにて12時より入場整理券を配布します。直接大ホールへお越しください。
【バリアフリー情報】
・ 車いす席あり ※
・ バリアフリートイレあり
・ 障がい者優先駐車場あり
※車いす席をご希望のお客様は、事前にお問い合わせください。
【公演内容】
公演内容をご確認ください。
【公演実施体制】
<主催>
公益社団法人日本芸能実演家団体協議会
<助成>
公益社団法人日本演劇興行協会
<協力>
公益財団法人江戸糸あやつり人形 結城座|東京アート&ライブシティ構想実行委員会
【注意事項】
・やむを得ない事情により、出演者・演目・公演内容などを予告なく変更する場合があります。
・未就学児もご入場いただけます。周囲のお客様へのご配慮をお願いいたします。
・公演中の写真撮影、録音及び録画はご遠慮ください。
・会場内では、記録や広報のため、主催者が写真・動画の撮影及び取材を行う場合があります。
撮影した写真・動画に、ご来場のお客様が写り込むことがあります。
また、これらの写真・動画は、江戸東京伝統芸能祭公式Webサイト、公式SNS、印刷物などの
広報媒体で使用する場合があります。
芝居小屋からひもとく、江戸の芸能文化 ——
一.花開く江戸の芝居文化
出雲阿国に始まる歌舞伎が上方から江戸へと伝わり、やがて芝居小屋が誕生します。
初代 結城孫三郎による結城座の旗揚げにも触れながら、江戸の芝居文化の成り立ちをたどります。
結城座に伝わる江戸時代の資料(右から 御免状・芝居番付)
二.波乱を越えた江戸の芝居小屋
幕府の公許を受けた江戸の芝居小屋は、江島生島事件による山村座の廃絶や、経営難、火災など、幾多の困難を乗り越えます。
やがて芝居小屋は猿若町へと集まり、新たな賑わいが生まれます。
その歩みをたどりながら、町に息づく芸能のエネルギーに迫ります。
三.江戸の人々に親しまれた旅物語
弥次さん喜多さんでおなじみの『東海道中膝栗毛』。
2027年2月28日に開催する「語りと人形芝居で巡る『東海道中膝栗毛』」では、浪曲、講談、江戸糸あやつり人形芝居の三つの芸能が、弥次さん喜多さんの旅物語を紡ぎます。
公演に先駆けて、十三代目 結城孫三郎による実演も交えながら、三つの芸能の魅力と物語の見どころをご紹介します。
『東海道中膝栗毛』赤坂並木から卵塔場まで 1993年8月 撮影:松山氏
ナビゲーター
葛西聖司
古典芸能解説者。東京生まれ。
NHKアナウンサーを経て、現在は歌舞伎、文楽、能狂言、邦楽など日本の古典芸能を中心に、公演の解説、講演、セミナー、執筆活動を全国で展開している。
早稲田大学公開講座、NHK文化センター、朝日カルチャーセンターなどで講師を務める。
『名セリフの力』『教養として学んでおきたい歌舞伎』『同・能狂言』など著書多数。
日本演劇興行協会理事。
ゲスト
両川船遊
江戸糸あやつり人形結城座・十代目結城孫三郎(故・結城雪斎)の次男として生まれ、4歳で初舞台を踏む。
武智歌舞伎で歌舞伎を学び、能を観世栄夫、狂言を茂山千之丞に師事。
1972年に写し絵家元三代目両川船遊、1993年に十二代目結城孫三郎を襲名。
2021年に結城孫三郎の名を息子へ譲り、現在は三代目両川船遊として活動。
古典の継承に加え、新作や海外との共同制作、後進の育成にも取り組んでいる。
ゲスト
結城孫三郎
十二代目結城孫三郎(現・三代目両川船遊)の長男。
1985年、『夢童子 ゆめ草紙』『寿獅子』で6歳で初舞台を踏む。
2021年、十三代目結城孫三郎を襲名し、結城座座長に就任。
人形遣いとして古典から新作まで幅広く出演するほか、結城座に伝わるもう一つの伝統芸能「江戸写し絵」の技芸を受け継ぎ、写し絵師としても活動している。
ゲスト
和田尚久
放送作家・文筆家。東京都生まれ。文化放送、NHKラジオ第1などで多数の番組を手掛ける。
落語、歌舞伎、演劇を中心に執筆・解説活動を行い、小学館のCDブック全集『昭和の名人』シリーズでは東京落語全演目の解説を執筆するほか、落語会のプロデュースにも携わる。
松竹ウェブサイトの演劇コラムや俳優インタビューなども担当。
著書に『芸と噺と 落語を考えるヒント』『落語の聴き方 楽しみ方』など。
都民寄席実行委員。明治大学非常勤講師。
芸団協(公益社団法人日本芸能実演家団体協議会)