子どもたちを育む
新宿区内各所で春夏秋に開催!
子どもも大人も気軽に本格文化体験!
本プログラムは、世代を問わず幅広い区民に、本格的な文化体験を気軽に楽しめる機会を提供し、文化や芸術活動に参加するきっかけを作ります。プログラムを通じて、区民が様々な文化や芸術に触れることで、文化芸術への理解と関心を深めることを目指しています。
なお、子ども向けプログラムは、新宿区文化芸術振興基本条例第11条「子どもの文化芸術活動への参加等の機会の確保」の一環として実施しています。
本プログラムは、春、夏、秋の三季にわたり新宿区内の各所で実施しています。
参加者アンケートを通じて把握した区民のニーズに基づき、本格的な文化体験を提供するため、新宿区内の文化団体や施設、地場産業関連団体、地元企業などと連携し、ジャンル、講師、会場などを決定します。体験するジャンルは古典芸能や伝統芸術に加え、新宿の地場産業である印刷や染色など、地域に密着した分野も取り上げています。
2024年には開始から20年を迎え、子どもから大人まで幅広い区民に文化芸術を体験する機会を提供するプログラムとして、区民に根付いています。
2023年度には以下のプログラムを実施しました。(抜粋)
★芸術体験ひろば(子ども向け)
5月5日 校庭にお絵描きしよ!/神楽坂まち飛びフェスタ実行委員会
5月5日 ナメちゃんのあったかわいわいライブ/ともしび音楽企画
その他、能、屏風絵づくり、マジック体験などの体験プログラムを実施
★夏休み文化体験プログラム(子ども向け)
7月26日 能~能面や土蜘蛛体験~/長島充 他(観世九皐会(矢来能楽堂))
7月31日 手品~400年前の日本の手品!~/きょうこ他(日本奇術協会より)
8月09日 太神楽曲芸~曲芸の世界に挑戦!~/鏡味よし乃(落語芸術協会より)/
8月10日 にほんの楽器~小鼓・太鼓 ・篠笛お囃子体験!~/堅田崇 他(長唄協会より)
8月18日・17日 金屏風づくり/中上佳子・藤井聡子(佐藤美術館より)
その他、紙切り、落語、日本舞踊などの体験プログラムを実施
★秋の文化体験プログラム(大人向け)
11月12日/13日 友禅染~半襟の彩色~/大澤学
11月18日 御朱印帳を作ろう!/渡邊博之(博勝堂)
11月20日 雅楽~千年の響きに触れる~/一般社団法人伶楽舎
その他、篠笛、お箏、更紗型染めなどの体験プログラムを実施
★春の文化体験プログラム(大人向け)
2024年3月21日 和の伝統工芸、「組紐」を楽しむ/道明三保子(道明神楽坂教室)
2024年3月25日 話芸「講談」に挑戦!/神田桜子(落語芸術協会より)
その他、能や日本画などの体験プログラムを実施
2023年度の「夏休みこども文化体験プログラム」は、新宿区内の文化団体や施設などと連携し計9プログラムを実施し、延べ271名もの方が参加されました。
参加者アンケートによると、88.2%が「とても楽しかった」と回答し、7%が「まあまあ楽しかった」と回答されました。全体の満足度は96.7%にも達し、来年も参加したいと考えている方は93.8%に上りました。
プログラムを知る情報源として、85.6%がチラシを利用し、広報しんじゅくや区ホームページはそれぞれ6.2%と3.5%でした。「前から知っていたか?」という質問には47.7%が「はい」と答え、そのうち35.1%が、1回以上参加経験があると回答しています。これにより本プログラムが地域に深く根付いていることを改めて認識しました。
参加者の28.6%は、プログラムをきっかけに習いごとを始め、62.9%はイベントやコンサートに参加するようになったと回答しています。さらにはプログラムをもっとやってみたいと思う方は65.7%にも達しました。
以上のことから、今後も単なる体験の提供にとどまらず、参加者が体験後も文化芸術に継続的に触れられるよう、
お稽古場や公演・展示会などの情報を積極的に紹介していきます。
能 体験者
蜘蛛の糸を投げるのが、ワンピースのキャラになったみたいで楽しかった。
手品(和妻)体験者
自分の国の手品がある国が世界で4か国しかないという所に驚きました。
本プログラムは、世代を問わず幅広い区民に、本格的な文化体験を気軽に楽しめる機会を提供するプログラムとして、新宿区の文化政策の一つに位置付けられています。
今後は、単なる機会づくりにとどまらず、お稽古場の紹介や公演・展示会の情報提供を行い、参加者が体験した文化芸術に継続的に触れることができる取り組みを進めていきます。